夏の景色と後悔と
お義母さんが手塩にかけて育てたメダカの子供たちが大きくなってきた。
🐟おばあちゃーん、この大所帯をこの物件では手狭ですよー。
こっちの水瓶も水草がワサワサしてる。
🐟おばあちゃーん、水草多すぎて泳げませーん!
とか、朝早くからメダカで遊んでないで、早くお墓に行ってお掃除しなきゃ。
…茶馬も一緒に行こうよ!
ボクのことは気にしなくていいから。今からストレッチするの。それが済んだら6時25分からEテレでテレビ体操があるの。
…えー!お義母さんも行くから、ゆっくり歩くから行こうよ!
このお中元のハム、大山ハムなんだって。
鳥取県のだね。初めてだね。美味しそうだね。
ボクにもちょっとくださいね。
…そうやって、話をはぐらかす。😠
おお、梨もいよいよ出荷の時期を迎えます。
ご近所さんの百日紅。きれい。これは薄いピンク色。
私の父は山育ちなので、花木や植物の名前に、植物の美味しい食べ方までとても詳しかった。
もちろん育てるのも得意で、挿木でなんでも増やすのが大好きだった。
実家にはとても濃い桃色の百日紅があって、それも父が小枝から挿木で大きく育てた木だった。
あの百日紅、どうやったら挿木できるのかな?
もっといろんなこと父が元気なうちに聞いとけばよかったよ。
後悔先に立たずってやつだね。
…茶馬に言われると腹立つけど、たしかにね。