母の青春時代に想いを馳せて



私の母は去年の3月に亡くなりました。


癌の末期で余命宣告を受けた本人のたっての希望は

「そーっと逝きたいから、誰にも言わない。後はよろしく。」😅



葬儀は本人の希望通りに家族葬で行いました。



葬儀の後で近所の人たちには、姉夫婦が一件一件お礼に回ってくれました。



そして今年のお正月に、母の死を知らない知人たちからの年賀状が実家に届いていました。

その対応についても姉が引き受けてくれましたが、返信のハガキを出すと、母の死を知って驚いて電話をしてくる人が多く


母の闘病について、最初から説明すると皆さん泣いてくださるので、

なだめながら母のことを話すことは姉にとっても辛いことだったと思います。



こんな時は都合よく、長女じゃなくてよかったなーと思います。😅




中には手紙をくださる方もいて、姉から私にも読むようにと言われたので、

母と同い年の81才の友人の方の手紙を読みました。



手紙には、母と友人が隣町の洋装店にお針子さんで勤めている時に一緒に汽車で通ったこととか…


友人の家に母が泊まりに行ったときに夜通し話をしたことなど…(その頃、母は父と付き合い始めたみたいです。色々聞いて欲しかったのでしょう。😆)


「アルバムを見ていたらお母様と一緒に写した写真が出てきました。なつかしいかぎりです。

やさしい方でした。」と、

結ばれていました。






今は建て直して昔の面影はないけど

母はこの駅から毎日通っていました。




母も達筆でしたが、昔の人は筆ペンでサラサラと流れるように手紙を書くんですね。


そして、とても心に沁みるのです。